Carpe Diem

ロスジェネのバイク備忘録

六月中旬の日曜日:小串硫黄鉱山跡と毛無峠探訪

私の関東の気になるスポットの内,上位三位以内に入っている県境の峠にやっと行くことができました.

 

目的地は県境

ネットで目にするネタ画像としても有名な場所ですが,正確には毛無峠と呼ばれる群馬県と長野県を跨ぐ峠の一部です.
※県境と産業遺跡という興味での探訪であり,特定の地域を冷やかす目的ではございません.

 

 
毛無峠(けなしとうげ)は長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村を跨ぐ峠。上信スカイラインから繋がる、群馬県道・長野県道112号大前須坂線の不通区間の端点に位置する。標高1,823m。 
Wikipediaより. 
場所はここです.

 
 県境ですが,群馬県側は鉱山跡のため立ち入りが危険であり,長野県側からアプローチすることになります.今回は伊香保から草津温泉を抜け,志賀草津道路を走って万座温泉からアプローチしました. 
 
集合〜草津
今回は気になるスポットツーリングでは珍しく職場の後輩が同行してくれました.
渋滞を避けるため,朝7時に関越三芳SAで集合です.

お天気も良く,多くのツーリングライダーの集合場所として賑わっていました.

SSおっさん率高し!

渋川伊香保ICに向けて流れに合わせて走っていたら,SS集団(おっさん)がふわわぐらいの速度でかっ飛んでいったような幻覚を見ました.

ICから草津温泉を目指します.

途中のコンビニで昼ご飯を調達.

職場の後輩はGSR400! 大型かと思うような堂々とした車格です.

実際,フレームはナナハンと共用とのことです.

お互いバーナーを持参していたので,目的地でラーツーと洒落込もうとカップラを買ったのですが,これが後で裏目に・・・

後輩君が草津温泉は見たことが無いとのことで,一瞬だけ湯畑や源泉を案内しました.

草津からは天空の道路とも呼ばれる志賀草津道路を万座温泉に向け走りました.

いやもう最高のお天気でしたよ.末永く爆発してください.

びびリミッターな私は躊躇してしまいましたが,先月なら雪の回廊だったのですね.

スイングアームにキラリと光る「はてブロツーステッカー」.(秀吉さん,ありがとうございます.)

 

毛無峠へ

硫黄の臭い立ちこめる白根山周辺と万座温泉を抜け,いよいよ毛無峠へのアプローチに入ります.

万座温泉からの県道112号はブロガーの皆様お好みの険道でしたよ.

途中北日本アルプスが美しく思わず立ち止まりました.

あと少しで目的地の毛無峠ですが,

はてブツーらしい試練を神は残しておいてくれました.(笑)

お約束のダートです.

はやとぅ (id:hayatOoooo)さんやタッケ (id:bike-camera)さんはSSでのダート走行に慣れておられるようですが,私にはやはりハードでしたよ.

慎重に目的地の看板前に駐車しました.

ネットで見た風景そのものが目の前に!

しばし時を忘れ見入っていました.

 

小串硫黄鉱山

この場所は元々は硫黄鉱山として村があった場所への峠道であり,索道の跡が残っています.群馬県側には鉱山村の跡や坑口跡があるようです.オフ車で行ってみたい!

赤さびて立ち尽くす索道支柱は儚げに,しかし堂々と青空の下存在していました.

 

 

ラーツー失敗?

一息ついて,昼ご飯にカップラーメンを食べようとお湯を沸かしました.

私のバーナーはSOTOのCB缶のものでしたので,風に弱くお湯が沸くまでかなり時間がかかってしまいました.ジェットボイル欲しい.

パニアケースを風防にしてなんとか沸騰させ,カップラに注ぎ待つこと5分.

食べようとスープを一口飲んだら,「なんかぬるい・・・」.

そうです,ここは標高2000m弱,沸点が低くなり,ぬるめのラーメンとなってしまったのでした.

標高の高い場所ではお湯を注いで待つタイプのカップラーメンは不向きですね.暖めながら作れる袋麺が良いかも.

 

少し散策・・・高山病

索道跡に向かって少し登ることができたので,散策しました.

久しぶりの山なので,ゆっくり目に登っていったのですが,頂上に着く頃には息も絶え絶えで,少し頭痛も・・・軽い高山病になってしまいました.

それでも,頂から見える絶景に時を忘れました.

青空と索道支柱も美しい.

また来よう.(ジェベルで・・・)

 

帰路 万座ハイウェイ〜浅間山軽井沢〜都内

帰りは万座ハイウェイと鬼押ハイウェイを通って軽井沢に抜けました.

浅間山をバックに1日1ソフトの儀を執り行いました.

浅間山ソフト」をチョイス.

溶岩に見立てたベリーソースとクッキーが旅情をそそります.

 

渋滞も無く軽井沢を抜け,上信越自動車道から関越に.

日曜の夕方の関越道上りは渋滞は避けられません.

嵐山からは比較的空いている一般道で大宮まで抜けましたが,関越渋滞回避には意外と良いかもしれないと思いました.

 

夏が近づくにつれ,長野県のツーリングが恋しくなりますね.