1月下旬の日曜日:内房 気になるスポットツーリング
房総半島には気になるスポットが数多くあります.
諸先輩方のブログを参考に内房の気になるスポットを半日で回れる距離で,
今回は南房総市富浦までの間にある場所を訪れてみました.
アクアラインに向かうのですが,高速道路は寒いわけです.
夏に通行してあまりの暑さに閉口した首都高中央環状線(C2)ですが,
予想通りこの時期はぬくぬくで快適です.
海ほたる以降は強まる海風との戦いとなりました.
まずは昼食にと1時半に「ばんや」によったのですが,長蛇の列で心が折れ
岩井海岸あたりの路地を彷徨っていると民家の塀に鮨の看板が.
駐車場も佇まいも民家でしたが,窓からのぞく女将さんと目が合いました.
寿司屋というより割烹のような店内でしたので,地魚のお造り定食をいただきました.
久々のお刺身と魚の味噌汁が冷えた身体に染み渡る旨さでした.
大将の「若い頃は千葉からここまででノーヘルでかっ飛ばして40分だった.」
などの武勇伝も交えたおっさんバイク談義あるあるも交え,
大将と常連さんらしきご夫婦としばし談笑後,最初の目的地である原岡海岸に.
風でバイクが倒れそうです.
防砂竹林?の先に,有名な岡本桟橋があります.
天気晴朗なれど波高し.
本当はコンクリート部分にバイクを置いて写真を撮りたかったのですが,
冬の強風で砂が行く手を阻んでおり,風に舞う砂もあり諦めました.
桟橋の先,真正面に富士山が.
内房は富士見スポットが多くあるのですね.
内房なぎさラインを北上して次の目的地に.
ここも前から気になっていた看板です.
ヒカリモ(光藻)は春先に見られるそうですが,
はたして幸運にもこの時期に見ることができました.
祠のある岩窟の中に泉があり,岩窟の奥の方に僅かに射す日光をヒカリモが
反射して本当に黄金色に輝いているように見えました.
さらに北上して次の目的地,富津岬です.
ST3はトップケース無しの方が良いですね.
東京湾に突き出た砂州からは正面に富士山と横浜から東京まで見えます.
しかし,このスポットで見たいものは展望台からの富士山ではなく,
手前の第一海堡と奥の船影のように見える第二海堡は
今も無言で佇んでいました.
最後に訪ねたのがアクアライン直前の木更津にある海上の電柱です.
海面上昇した近未来のようで,退廃的な風景でした.
西日に照らされた君津の工場群がシルエットが,
よりディストピア感を醸し出すかのようです.
勝手な想像ですが,ニューロマンサーを執筆したウイリアム・ギブソンも
千葉県のこんな風景を見て退廃美のチバシティーを構想したのでしょうか.
少し複雑な気持ちを抱え帰路につきました.
房総半島にはまだまだ沢山の気になるスポットがありますね.
次は外房のスポットを探訪する予定です.