7月下旬の日曜日:エンデューロ練習
師匠とオフロードコースにて練習をしてきました.
コースは石川県金沢市郊外にある金沢モトランドです.
久しぶりのXR100Rとコース.
昨年のシーサイドバレーエンデューロではリアホイールのスポークが10本以上折れての無念のリタイアでしたので,新品のリアホイールを持参しての参加です.
アラフィフとは思えない師匠の走り.
師匠はオフ車,それもXR系列一筋で,当時CBR250RR乗りだった私を
オフに引きずり込んだ張本人です.
私の走り.
スタンディングの姿勢が今ひとつしっくりきません.
熱中症に気を配りながらの練習でしたが,コースを5周も回ると汗だくになり,
しかも足に来るという駄目っぷり.
今からでもエンデューロ本番までに持久力を鍛えないといけません.
大きな転倒や怪我もなく練習を終了でき感覚を取り戻すことができた気がします.
また,ST3ではアクセル全開にはできませんから,私にとっては自然の中でバイクに乗れるということが,普段の都市生活でため込んだストレスを発散させてくれる最高の手段のような気がしました.
師匠に動画を撮ってもらいました.
私本人としては全開のつもりですが,動画で見ると遅いですね.
この日は人があまり居なくて,まったりと練習することができました.
基礎体力づくりが課題です.
6月中旬の日曜日:Is Beautiful 伊豆?
西伊豆にある牧場でソフトクリームを食べる目的で久しぶりのグループツーリングに行ってきました.
道の駅箱根峠から富士山がちらりと見えました.
雨の降らないうちにと,ここでコーヒーを点てて皆に振る舞いました.
その後,雲行きの怪しい伊豆に向けて出発.
伊豆スカの入口は既に濃霧でした.
今にも降り出しそうな雲行きです.
西伊豆に抜ける頃についに降り出し,心が折れてそれ以降の写真がありません.
海沿いから峠道を抜け牧場に到着したものの,閉店間際.
お腹の調子の良くなかった私はソフトの儀を執り行えませんでした.
久しぶりの雨天ライディングとなりましたが,驚いたのはヘルメット,ライディングシューズとレインウェアの進歩でした.
特にGOLDWINのレインウェアとXPDのシューズが良い仕事をして,全く衣服が濡れずライディングをすることができました.
特に帰りの高速でもばたつきが抑えられ雨の浸入も皆無でした.
番外編:ST3s-ABSと一年間
およそ1年間で 5000km強の距離を乗りました.思ったよりオドメーターが延びなかったというのが正直なところです.あまり遠方までツーリングに行っていないのも原因です.4つの季節をST3と過ごして感じた印象をまとめてみたいと思います.
ノーマル外観
乗り味ですが,1000CCのツインらしい鼓動感と高回転までの伸びは素晴らしいものがあります.飛ばさなくても楽しいし,時折スロットルを大きく開けた時の胸のすく加速感は病みつきになります.絶対的なパワーは最近のリッタークラスのマシンはおろか750クラスのマシンや過去に乗っていたSUZUKI TL1000Sには劣りますが,それでも100馬力近くありますので,不足を感じることはありません.V型二気筒のエンジンの宿命である低回転のトルク不足は,並列4気筒エンジンに比べての話で,急坂での発進時以外は慣れれば気になるほどではありません.ST3sは湿式クラッチですので,乾式にくらべ半クラに気を使うことが少ないのも理由です.ただノーマルでは油圧クラッチのレバーは重く感じます.渋滞に巻き込まれると握力が無くなっていくようです.ノーマルで直径26mmのクラッチレリーズをAELLAの直径28mmのものに交換しました.クラッチの切れを気にして28mmにしたのですが,もう一回り大きい直径30mmでも大丈夫なようです.
最近のライドバイワイア車では気になりにくいそうですが,一昔前のインジェクション車ですのでスロットル開けはじめのギクシャク感はあります.渋滞時などにくしゃみをするとちょっと怖い思いをします.そのため私は非線形スロットル開度となるテーマースロットルに交換しています.
パニアケース装備
パニアケース+トップケース装備
フルフェアリング+パニアケース装備の外観から重そうな印象を受けますが,乾燥重量は200kg強ですので,4気筒のリッタークラスに比べると駐車場での取り回し時などで明らかな軽さを感じます.パニアなしですとフロントスクリーンが大柄なので頭でっかちに見えますが,純正パニアケース込でのデザインをされていますので,私としてはパニアケースなしの外観よりパニア装着時の方が好みです.パニアケースで気になるのは横幅の増加ですが,駐車場入口ゲートなどでは若干気を使います.しかし,走っているときは荷物を積載していても走行性能に大きく影響することはないように思えます.トップケースまで装備するとさすがに若干重さと風の影響を感じます.普段はパニアケースのみで走ることが多くなりました.
一言でST3を表すなら,ハイスピードツアラーという言葉になると思います.メガスポーツクラスに比べると最高速は相当劣りますが,高速道路での流れに合わせた巡航速度+αでは余裕があり非常に楽です.ふわわくらいまでならメガスポーツに遅れずについていくことが可能な気がします.そんな気がするだけですが.一方で,非常に曲がりくねった峠道はさすがにきつく,裏ヤビツ峠のような道では疲労困憊で目が回りそうになりました.ライディングポジションはネイキッドに比べると前傾,SSに比べるとアップライトですが,この姿勢は非常によく考えられていて,高速巡行での遠乗り時において最も疲れにくいポジションだと実感しました.
黄昏のST3
ところで,キモオタな話ですが,皆様はご自分のバイクの性別を意識されていますでしょうか?
以前,MAGNA750でユーラシア大陸横断をした方と話していて,その方は自分のバイクは男性であり,頼れる相棒という意識とのことでした.私は昔からバイクは女性だと思い込んでおり,ST3も女性だと感じています.偶然にもバイクのイタリア語” motocicletta”は女性名詞ですね.
6月上旬の土曜日:ヤビツ峠モーニングコーヒーツー&ふじあざみライン
その週の内に記録しておかないと,ツーリングの記憶が曖昧になります.
1ヶ月以上も前となると季節が変わってしまいました.
夏至も近くなってくると日が昇るのが早くて早朝に目が覚めます.
これからの季節は暑い午後を避けて早朝ツーリングをメインにしようかと.
早朝ツーリングとしてブロガーさんのコース前半をまねして
ヤビツ峠からふじあざみラインを目指しました.
5時台に首都高に乗ったので,車も多くなく快適に秦野までクルーズできました.
秦野中井ICで降りて給油していると,ナンシーおじさんに遭遇.
何CCの後はお決まりのイタ車は壊れるでしょ攻撃.
でも,残念ながらそんなに壊れません.
併設のドトールコーヒーで朝食を調達してヤビツ峠へ.
1車線強の峠道でおっかなびっくりです.
見晴らしの良い展望台にてモーニングコーヒーとしゃれ込みます.
峠のモーニングコーヒーはまた格別ですね.
一息ついて宮ヶ瀬から道志に抜けるためにヤビツ峠を進んだのですが,
狭く見通しの悪い峠に久しぶりに目が回りました.
特に売店以降の下りは対向車との離合にも気を遣います.
道の駅道志にたどり着きました.
富士山コーラ?!
ここからふじあざみラインを目指します.
どこかで見たような構図ですが,この道を走っていると写真を撮りたくなりますね.
富士山にまっすぐ続く道!
ふじあざみライン最高です.
つづら折りの坂道を登り切って5合目に到着.
この時点で10時なのであまり混んでいませんでした.
あまりにも気持ちよいので・・・
先輩方に比べるとしょぼいジャンプですね.
帰りは道の駅で一日1ソフトの儀を執り行い,御殿場から帰宅しました.
午前中ツーリングでしたが,思った以上の充実感でした.
5月下旬の日曜日:成田空港コーヒーツー+気になるスポット
土曜日は沼津での展示会に出張だったのですが,
天気が良すぎてバイクで行けば良かったと思っていました.
瑞西に帰国した友人を見送るわけではないのですが,離陸する飛行機を見たくなって
成田空港滑走路近くの畑作地帯を目指しました.
前回の真鶴岬でのラーツー失敗で,火気の使用できるスポットをと考え,
公園ではなく農道?を選びました.
実際には,バイクを停めた農道は飛行機を撮影する人の駐車場状態で,
車列のすき間にバイクを停めてコーヒー道具を展開しました.
離陸する飛行機の轟音を遠くに聴きながら,至福のコーヒータイム.
コーヒーツーには,やっぱりスニッカーズ!
で,今回は飛行機コーヒーツーだけではなく
ある都市伝説を検証する目的もあり成田空港までやってきたのでした.
Web上のB級ニュースサイトでも過去に記事が出ていたりしますが,
成田空港滑走路内に参拝すると100%職務質問される東峰神社があるそうです.
若干不謹慎な気もしましたが,目と鼻の先まで居ますので,
空の安全の祈願も兼ねて参拝してみることにしました.
滑走路内を走るトンネルと塀で囲まれた道の先に東峰神社はあります.
塀の上にはセンサーやカメラが設置されており,常にモニターされているようです.
意外にも先客が参拝しており,私一人ではありませんでした.
神社の近くに駐車し参拝しましたが,特に職務質問される雰囲気ではありませんでした.
神社のすぐ上を着陸する飛行機が轟音を上げて通り過ぎていきます.
長居してもアレなので,早々に離脱しました.物々しい雰囲気は間違いありませんので,全くもってお勧めできる場所ではありませんでした.
(番外)5月初旬の土曜日:銚子カブツー
時系列的には遡りますが,GW後半に友人と銚子の犬吠埼までツーリングしました.
実は,4月に知り合いから年式不明のカブを譲り受けて,日常の足として使い始めていました.
某有名モトブロガーの方の千葉カブツー動画を見て,銚子までなら行ける!と踏んだのでした.
GW後半ともあり,都内の道も空いています.
譲り受けた時点で5万キロオーバーのカブ.
相応のヤレ具合ですが,ガス欠放置数年後にキック数発で目覚めたのは
さすが世界名車SuperCUBの面目躍如と言ったとことでしょうか.
因みに61CCにボアアップした気がして黄色ナンバー登録しました.
友人と合流し銚子を目指します.
友人の愛車は憧れのCT110!アップマフラーがバリシブです.
さすがに時計を捨てたりはしませんが,スマホは見ずに地図を頼りに進みます.
成田を過ぎるとヤックス・ドラッグというドラッグストアが目立ちます.
千葉ローカルのチェーン店なのでしょうか.
うっかり文字を見間違え,友人と「ロックな店だ!」と爆笑.
都内から片道5時間かけて銚子駅に到着.
ST3なら1時間強な距離ですが,やはりカブで来たという達成感があります.
銚子に来た目的の一つが新鮮なお魚です.駅前の「かみち」という割烹で昼食を摂りました.
金目鯛とアブラボウズのお刺身が絶品でした.
親切な雑貨屋さんが観音駅の鯛焼き屋に行くべしと教えてくれたので,
本当に駅の構内に鯛焼き屋がありました.というか,鯛焼き屋が駅でした.
そして犬吠埼.
風が強く東映状態.
カフェアメリカーノと鯛焼きでしばしまったり.
この後ヤマサ醤油に急ぎましたが,時間切れ.
帰路もあるので16時前に帰路につきました.
往復240kmですが,カブでの長距離移動はさすがに疲れました.
直立姿勢は長距離には向かないのですね.
ツアラーの動力性能やフェアリング,前傾姿勢がいかに長距離移動に向いているかを思い知らされました.
しかし,ST3では見落としてしまう風景も楽しむことができ,原付とことこツーリングも良いものですね.
5月中旬の木曜日:SHOEI J-Cruiseを買いました
普段はSHOEI Z-7を愛用していますが,諸事情でオープンフェイスヘルメットが
欲しくなり,ライコランド東雲に行きました.
ヘルメットは昔からARAI派とSHOEI派論争が茸筍戦争の如く知られてていますが,
安全性を考慮するとARAI,快適性ではSHOEIというのが一般的な認識のようです.
最近知ったのですが,ARAI頭とSHOEI頭という言葉もあるらしく,
頭の形によってもどちらの帽体が適するかが違うようです.
どうも私はSHOEI頭のようで,過去に試着してから購入しても
RFD→Z-3→Z-7と,SHOEIばかり選んでいます.
値段を考えると「アマゾソだろ常考」なのですが,ヘルメットはフィッティングが
第一で,合わないヘルメットは不快なばかりか命の危険もあるため,実店舗で買わざるを得ない物の一つですね.
最近は国内二大メーカーのフィッティング専門スタッフも増えてきました.
ライナーの調整と眼鏡テンプルの空間調整をしてもらいフィッティングに
30分以上かかりましたが,満足のいく被り心地となりました.
ヘルメットのインプレは数多ありますので,ここは眼鏡野郎視点でのインプレを.
ピンロックシールドは別売りなのですが,これも最近では必須装備ですよね.
オープンフェイスタイプなので呼気による眼鏡の曇りはフルフェイスに比べると
格段に少なくなります.
懸念していたマイクロラチェット式顎紐(Chin strap)ですが,
これも気になるどころか,利便性の高さのほうが長所として感じました.
J-Cruiseの最大の特徴はインナーバイザー内蔵という点で,これも選んだ理由の
一つです.特にこれから夏を迎えるとバイザーはありがたい装備です.
昨年はZ-7に度付きサングラスで頑張っていましたが,サングラスの偏光フィルタ
とピンロックシールドが干渉して若干モアレが出てしまっていました.
J-Cruiseのバイザーは眼鏡越しでも全くモアレも出ず,快適な視界です.
眼鏡とも物理的な干渉もせず,トンネルなどではつまみでサッと格納できるのは
助かります.
個人的感想での短所ですが,Z-7に比べて空力に劣る気がします.
特に高速域では風圧の影響の違いを強く感じました.
また,あご部分(Chin protector)がないため,安全性には劣りますし
60km/hを超えると風の巻き込みも大きく,静粛性には欠けます.
またシールドが大きい反面,インナーバイザーが小さいため視界下方は
バイザー無しとなってしまいます.
ともあれ,実はST3用に買ったわけではないので,高速域での問題は微々たるものです.
インナーバイザー内蔵は便利ですね.GT-Airが売れるのも分かる気がします.
Z-7の次はGT-Airにしてしまいそうです.